【為せば成る】尾松陽太のブログ

可能性への道【恵比寿の美容室RICCA代表】

仕事を好きになるということ

僕は別に美容師に憧れてなった訳じゃないし、ただなんとなく流れで美容師になりました。


よくなんで美容師になったんですか?と聞かれますが、両親や兄貴が美容師だったから、身近な仕事としてなんとなく選んだんです。


だから『好きを仕事にした訳じゃない』んですよね。


聞かれる度になんかいいエピソードがあればいいなと思うのですが、最初はそんなものでした。


仕事が好きじゃない、楽しくないって人は少なからずいると思います。


2店舗目から出会った人達は意外に思うかもしれませんが、実は僕も美容師になり4年目まではその中の1人でした。


手は荒れるし、仕事はキツいし、給料低いし、自分の時間なんて作れないし。


美容師楽しくないやん!


っていう毎日。何回も何回も辞めようと思ってました。


でも自分で環境を変えて(店を変えて)周りにいる人達も変わって。


新たに仕事や人生を心から楽しんでる人達と出会って。


発見したのは、楽しんでる人は目の前のことをただ一生懸命やってるんだなってこと。


それはそれは文句ばかりの僕にとっては衝撃的で


自分もそんな風に生きたいってめちゃめちゃ憧れました。


みんな素晴らしくイキイキしてましたから。


そんな人達に囲まれていたのもあって、まずはもっと真剣に目の前の仕事に取り組もうとチャレンジしてみました。


そこからです。美容師が楽しくなったのは。


4年目にして、この仕事の素晴らしさにやっと触れることができた瞬間でした。


仕事だけに限らずですが、手掛けたら手掛けた分だけ、そのぶん自分に返ってくるものです。


不思議と努力したら努力したぶんだけ、楽しくなってくるものです。


はっきり言って悔しさや苦しさも沢山増えました。


でもそれを遥かに超えた喜びがありました。


美容の仕事を好きになりました。


生きている実感がありました。


人間ってきっと、真剣に取り組めば取り組むほどその事を好きになれるようになっているのかもしれません。


真剣にやっていないときは、きっとなんでも味気無く深みの無いものになるでしょう。


だからいま楽しくないとしたら


『あ、俺いま手を抜いてるな』


と思うようにしています。


実際に逃げずに目の前のことに一生懸命になることは非常に難しいかもしれません。困難や苦難も沢山あるかもしれません。


でも何かに熱中しているとき、きっと僕はイキイキしているはず。


そんな僕が好きだし、そうでありたいと思っています。


工夫し続け、楽しめる自分をどうやったら創り出すことが出来るのかを自分で掴めたら強いです。



頭でよくグチャグチャ考えて行動しないパターンが僕にはあります。


でもやってみなきゃ、自分で味わってみなきゃやっぱり分かんないんですよね。


だから楽しいも自分で創り出せるんだよって


まず目の前のことを熱中してやってみたらって


楽しくなくなっちゃった自分にいつも言ってます。


うん。


やっぱり自分次第なんですね。