髪を切る。その先に在るもの。
これはあくまで僕が心掛けていることですが。
髪を切ること。
例えば伸ばしていた前髪を切り、ショートバングにする。
作業的には前髪をハサミで短く切るということ。
勿論、骨格や表情を見ながら、髪の毛を動かしながら、あっ!ここだ!可愛い!ってところで切っていきます。
でも最終的にイメージするのは、その先に何を作り出したいか。
先日お客様に言われた言葉で凄く嬉しかったことがありました。
「他の美容室行ったときは何もなかったのに、陽太さんに切ってもらうと、いつも何も言ってこない旦那が、お!髪切ったね!って言ってきたんですよ!」
この言葉は美容師冥利に尽きます。
これなんです!創り出したいのは。
髪を切る。その先に何が引き起きるのか。
それをイメージして切って、初めて似合わせじゃないでしょうか。
何を期待しているのか
自分には無理と何かを諦めちゃっていないか
どうなりたいのか
どう見られたいのか
美容師に求められている事は、人によって違うし、同じ人でもその時のシーンによって違います。
実際には髪を切ったお客様の人生で何が起きるかは確定されてはいません。
でもこんな事が起きたらいいな!ってイメージして切る事は、美容師の一つの楽しみでもあるし、非常に大切な事だと思うんです。
そこに立ち、髪を切っていると、自然とお客様の人生に興味が持て、どんな風に笑うんだろうとか、周りにどんな人がいるのかとか、どう見られたいのかとか、色々見えてくるんですよ。
そこに可能性があるし、奇跡が起きます!
美容師さん達に伝えたいのは、今までなかった事がお客様の人生に引き起きたら、それは奇跡だってこと!
どんなささいなことでも誇っていいと思います!
カットの可能性は無限大なんです
カットには愛が必要なんです
カットするときは一髪入魂なんです
めちゃくちゃカットは楽しいんです
毎回毎回、作業ではなく新しく創り出す。
その先をイメージする。
美容師即ち、
愛から人と向き合あえる喜びですね^ ^
奇跡をサプライズしましょう!