上京物語
美容学校は香川県美容学校へ。
専門時代はそれはそれは生意気なガキでした。
根気強く向き合ってくれた先生方にはとても感謝しています。
当時はしつこいなー!としか思ってませんでしたけどw先生ごめんなさいw
僕は香川県美容学校だったからこそ卒業できたのは間違い無いです。
卒業したら就職は香川でするつもりでした。(高松市にある兄貴の働いている美容室で就職するつもりでした。兄貴やそこで働いているスタッフの人がみんなかっこよくて僕もここで働くんだと迷いも無く決めていました。)
しかし、ずっと髪を切ってくれていた兄貴の師匠の言葉がズドンと刺さります。
【陽太はうちで働いてもいいけど、兄ちゃんを追い越すのは他で働くよりも余計に大変だよ。】
当時、兄貴に凄く憧れてましたし、追い越すなんて全くイメージしてなかった僕にとってその言葉は衝撃的でした。
もう兄貴が敷いてくれたレールから外れてもいいかもしれない!(学校、バイト先、住む家、全て兄貴と同じ)
自分がどこまでいけるかやってみよう!
っていう気持ちが初めて生まれました。
相手は何気無い会話の中の一言かもしれませんが、この言葉は忘れられません。
僕はその言葉がきっかけで上京を決意しました。
何故東京かと聞かれると意外と曖昧で、どうせ香川を飛び出すなら大阪よりも東京行っちゃえーみたいな感じです。東京に対しては憧れや夢も大してありませんでした。
そして東京で就職活動をするのですが、結果は惨敗です。
意外とイケるんじゃないかという淡い期待は打ち砕かれました。
まず美容室に話を聞きにいっても質問がなってない、それじゃ駄目だとダメ出しの嵐。
面接してくれても、面接中にダメ出しされちゃう始末。(当時は調子に乗ってたのでムカついて、こいつ絶対覚えとけよ!俺を取らなかったの絶対後悔させてやる!くそっ!って思ってましたけどw)
そうこうしてるうちに就職も決まらず卒業しちゃいます。
卒業式は結構みんな泣いて感動的でしたが僕は泣けませんでした。
サボっていたのは僕自身が一番知ってましたし、何の結果も出せず東京へ行くので正直充実感を味わえるような状況ではありませんでした。
先生や友達や家族にも、あんた美容師ちゃんとやるんやで!って言われたなーwみんなに心配かけてましたね。
東京へは高校時代の親友(バンドマンで高卒後に先に上京し活動していた。)に家を探してもらい、高円寺で一緒に住むことに。何気にこれがかなり東京行きへ後押ししてくれた!
家も決まり卒業後すぐ上京。
就職できなかったのでフリーターの日々が始まります。。。
、、、こうして振り返ってみると、きっかけって沢山あるもんですね。
色んな人達にきっかけもらって、助けてもらって東京へ来たんだなー。
なんとなく香川の美容学校行って、とりあえず上京しましたーと言ってましたが、改めます。
大切な人達の協力のもと上京する事ができました!
いつも周りの人達に愛され育まれてきた僕は幸せもんです!
ありがとうございます!!!
写真は専門時代の一コマ
左が兄貴(22歳)、右が僕(19歳)
二人とも若い!!
つづく